ファーストキャビン あべの荘に宿泊

一部で人気の簡易宿泊施設、ファーストキャビンに宿泊してみました。ファーストキャビン系列は多くが飛行機のビジネスクラスやファーストクラスをイメージしたキャビンというコンセプトらしいです。飛行機にはあまり興味がないのですが、ここ、ファーストキャビンあべの荘は、夜行列車の客室をコンセプトとしたデザインになっているらしく。では、一度行ってみようかと思い立った次第です。

アクセス

JR天王寺駅から南下、近鉄南大阪線の阿部野橋駅構内を通り抜けてさらに南。飲み屋やコンビニの前を通り過ぎて5分ほども歩けば到着です。何しろ駅近く、コンビニ近い、飲み屋街も近いということで、交通アクセスや飲食に困ることはありません。

いかにも低価格帯のホテル、お客さんを呼び込んで呼び込んで呼び込みまくる、という門構えではなく、最初通り過ぎそうになってしまいました。門を潜ってみますと、きらびやかな入り口が迎えてくれます。

カウンターに行ってみると、フロントの男性に慇懃に迎えられます。一泊で5000円もしないのに、なんだかシティホテルにでも泊まりにきたようです。名前を言って宿帳を書いて、とすると、カードキーと小さな鍵を渡されます。カードキーは宿泊フロアなどに入る時に使用、小さな鍵はキャビン内のセキュリティボックスの鍵だそうです。

設備

フロントから部屋に向かいます。廊下がなんかオシャレな感じにライティングされています。左手前に映っているのは喫煙室ですね。キャビンのあるフロアは禁煙です。

階段を上がって2階へ。すると雑居ビルの扉のような鉄の扉の横にICカードの読み取り機と思われるものが貼りついています。

カードをかざしてください、と書いてあるところに受け取ったカードキーを押し当てると解錠される仕組みです。注意点ですが、この扉の反対側にも同じような扉があります。しかし、そちらの扉はわたしのカードキーでは開きませんでした。自分のスペースがあるフロアにしか立ち入りできないようになっているので、もし片方の扉が開かなければ、もう一方を試しましょう。このあたりの案内はなかったように思います。

宿泊者専用のスペースに入ると、ズラリとキャビンが並んでいます。

このあたりはホームページで見た写真の方がオシャレ感が強いでしょうか。実物は、本当に寝る場所が並んでいるという感じです。

お部屋

簡易宿泊施設ですから、キャビン(自分用のスペース)はカーテンで区切られただけで鍵はかかりません。わたしが泊まったファーストクラスキャビンではベッドの下のスペースに鍵付きの収納があって、貴重品はそこに収納できます。

セキュリティボックスのサイズはあまり大きくはありません。ピーチに機内持ちこみ手荷物として持ち込めるサイズのカバン1つなら入れられるでしょうが、それを超えるキャリーケースなどはそのへんに置いておくしかありません。ビジネスクラスのキャビンには本当にベッドしかないので、その場合は扉から入ってきてすぐのところにあるキャリケース置き場に置いておくしかないでしょう。

ここが本日のお部屋。プレミアムクラスは、今はなきトワイライトエクスプレスの内装を再現しているらしいですが、ファーストクラスはどういうコンセプトなのでしょうか。夜行列車はサンライズ瀬戸にしか乗ったことがありませんので、類似のものを思い浮かべられません。

キャビンの上部と床面ギリギリは外とつながっています。

なお、設備とは関係ありませんが、建物内の奥まったところにあるにも関わらず、WiMAX端末はアンテナ4本で表示。通信環境は快適です。フリーWi-Fiも飛んでいるようですが、専用回線が必要な方は端末をお持ちください。当たり前ですが、携帯の電波もちゃんとつかみます。

ファーストクラスのキャビン内にコンセントは3箇所。フロントでお願いすれば、スマートフォン充電用のアダプタは貸してもらえるそうです。

お風呂

お風呂は男性用、女性用ともに1Fにあります。お風呂の入り口もカードキーがないと開けられないようになっています。

入るとすぐに通路が二股になっています。片方は大浴場、片方はシャワールームになっています。

なおこのシャワールーム、鍵がかかるようになっています(当たり前か)。

さらについでにいうと、トイレの個室も鍵がかかります(当たり前だ)。寝るスペースには法律上鍵がかけられないのに、シャワールームやトイレには鍵がかけられる。何やら不可解な感じもします。
大浴場の脱衣場。カゴがたくさん並んでいる左手側にはカードキーなどを入れられる小さなロッカー。100円玉なども要求されず、入れて鍵を抜けば施錠OKです。

大浴場と洗い場。特筆すべき点はなし。普通のお風呂です。

総評

やはり個室ではなくカーテンで仕切られているだけなので、外の音はかなり聞こえます。日付が変わるくらいになると、終電を逃した勤め人でしょうか? 人が増えた感じがして、廊下を行き交う物音が多く大きくなりました。

見ず知らずの人間がカーテン一枚隔てたところで話したり動いたりしている環境で眠るのは、人によっては難しいかもしれません。わたしの場合、これはしばらく眠れないかな、と考えていたら、いつの間にか眠っていました。

泊まった感想としては、秘密基地のようでおもしろかった、というところです。話のネタに一度は泊まってみてもいいのではないでしょうか。個人的には、二度はいいかな、とも思いますが。本当にベッドしかないビジネスクラスならともかく、ファーストクラスに宿泊すると、あと少し足せば(場合によっては足さなくても)ビジネスホテルに宿泊できてしまいます。

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