びわ湖バレイは大混雑

新日本海フェリーで敦賀港に降り立った午前は東尋坊に行きました。

午前中の東尋坊は、早朝に訪れたために観光客もいなければお店もほとんど開いていないという状況でしたが、午後に行った琵琶湖バレイはなかなかの人出でした。

びわ湖バレイとは?

琵琶湖を間近に望む山上のネイチャーリゾート、およそ標高1000mの位置にあります。ロープウェイに乗る前に麓の気温と山上の気温、二つが掲示してありましたが、きっちり6度の差がありました。

見どころは、まず当然のことながら高地から一望する琵琶湖の景色。天候にだいぶ左右されてしまいますが、水と空の青と雲の白の対比はまず写真映えするものでしょう。また、すかっと晴れた日にははるか大阪のあべのハルカスまで見えることもあるのだとか。

そして、様々なアトラクション。中でもやってみたかったのは、木と木の間に張られたロープを滑車を使って伝い降りるジップライン。最長コースで長さ169m、高さ25mのコースが用意されています。やっているのを見ていましたが、できませんでした。なぜなら、事前予約(前日15時まで)が必要だからです。

お腹が空けば眼下の琵琶湖を一望できるびわ湖テラスで食事をしてゆったりと過ごす。

そんな、大人も子どもも楽しめるおでかけスポットです。

始まる前から30分待ち

まず、わたしの両親と合流しました。祖父母と孫がおよそ一年ぶりの再開をしたのが正午より少し前。

昼食は上で食べようということになり、早速びわ湖バレイに向かいます。ここを入ればびわ湖バレイへのロープウェイ入り口です、という交差点を右折して、その時点ですでに車が列をなしていました。のろのろと急な坂道を登っていくと、ようやく料金所です。

入場口

ここで駐車場の料金を支払います。平日・乗用車なら1000円です。そして、すでにこの時点でロープウェイの待ち時間が30分待ちであることが示されています。

登っていくと、まだまだ上がありそうな地点で道が封鎖されていました。スタッフが立っていて、脇道に入ったところの駐車場に誘導されます。どうやらここより上の駐車場はすでに満車になっているため、ここに駐車しなければならないようです。どうもだいぶ上まで行かないとロープウェイには乗れなさそうな…そう思っていると、駐車場の入り口近く、「シャトルバス乗り場」とアスファルトに白線で書いてあるのをを見つけました。どうやら待っていればバスがやってきて、ロープウェイ乗り場まで連れて行ってくれるようです。

待ちます。待ちます。…なかなか来ません。ふと後ろを見ると、駐車場からシャトルバスに乗るための行列ができていました。

やがてマイクロバスがやってきて客が次々と乗り込んでいきます。バスの運転手もどんどん乗って、立ち乗りでもいいから、とどんどん乗せようとします。こんな小さなバスにこれだけ詰め込んで、あんな坂道上がれるのか? と思いましたが、バスは特に苦しそうな音を立てることもなくスイスイと坂を上がっていきます。そのあたりは小さくてもさすがバスです。

そしてたどり着いたロープウェイ乗り場。事前の予想をまったく裏切らない長蛇の列が我々を迎えました。チケット売り場に人だかりがあれば、

チケット売り場に人だかり

もちろん、ロープウェイ待ちの列はそれ以上です。

ロープウェイ待ちも長蛇の列

同じバスに乗っていた女性が連れの男性に「帰ろう」と言っています。気持ちは分からないでもありませんが、今更帰るのもどうかと思いますので、我々はチケットを購入して列の最後尾に並びます。

チケット

まだロープウェイにも乗っていないだけに気温は麓とほとんど変わりません。熱中症対策でしょうか。ミストが噴射されていて、それが風に乗って降りかかってくると少しだけ涼しくなりました。そうして待つこと30分強、というか1時間弱。ようやく順番が回ってきてロープウェイに乗り込みます。

びわ湖バレイのロープウェイは最大121人乗りと大型である上に速い(最大で秒速12m=時速約43km。ただし、観光シーズンは秒速7m=時速約25km)そうです。みるみる高度を上げていきます。先日の谷川岳以来、ロープウェイが好きになったという娘は大喜びです。

モグラ駅と谷川岳

残念ながら快晴とはいえない天気で、空は突き抜けるような青、というには全体的に白っぽくなってしまっています。

ロープウェイのぼり01
ロープウェイのぼり0102
ロープウェイのぼり03

着いたところはびわ湖テラス。レストラン、テラスカフェやアクティビティの受付がある、びわ湖バレイの中心地です。昼食までずいぶんと待たされてしまった我々はまず食事を取ることにしました。

レストラン・ダイニングビュー。好きなものを好きなだけ取っていただくブッフェ形式です。まずは入り口で代金を支払って入場。大人は2000円、小学生は1000円、幼児は700円で、フリードリンクはここにそれぞれ300円が追加です。

順番にトレイをもって食べたいものを取っていきます。フリードリンクを注文すると引換券がもらえるので、食事を取り終わったあたり、レストランの中心にあるカウンターで引換券を渡すとドリンク用のカップがもらえる仕組みです。我々より後から上がってくる人たちが来る前に昼食を済ませてしまおう、と考えたのですが、すでにレストラン内は人だかりができていました。しかし、まったく座れないということはなく、手前の方は満席でも奥の方に行けば空席が目立っていました。

レストラン

さあ遊ぼう!

昼食後、キレイな景色だよ、と娘にびわ湖を見てみるように言ってみますが「そうだね」と明らかに関心がなさそうです。

さっそく観光リフトにのってさらに上まで行ってみようと思いましたが、レストランからリフト乗り場に向かう途中、ソリ遊びがありました。貸し出してくれるソリを使って、結構長い距離を滑らせてくれます。娘がやりたいとおねだりを始めました。

運転に疲れてもいたので、ちょうどいい、と考えておじいちゃんに孫の相手を任せて一休みさせてもらうことにしました。ちょうどいい草場があったので寝転がってタオルを目元にかけて一寝入り…

……なんだかくすぐったい? 虫でも止まったのかと思って寝たまま左手を振ります。くすぐったいのがなくなりました。

……またくすぐったい? なんだと思って起き上がってみてみると、左手にトンボがとまっていました。

虫が自分から人間の手にとまるのは普通のことなんだろうか? そう思ってみていると、別のトンボが右手に追加されました。おもしろいので写真を撮ってみます。

トンボの羽根は透き通っている
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なかなかサービス精神の旺盛なトンボです。トンボの羽根は透明なんだなあ、と間近に顔を寄せてしげしげ見てみても、まったく逃げる様子もありません。ソリ遊びに夢中になっていた娘を呼び止めて見せてやると、この「アクセサリ」が気に入ったらしく、ソリそっちのけでトンボを指にとまらせる遊びを始めてしまいました。やりだすと止まらなくなってしまうのですが、なんとか適当なところでなだめてすかして、さらに上へ向かう観光リフトに乗ってもらいます。

第1リフト

途中でアクティビティのスカイウォーカーに興じる人たちが見えました。

楽しそうに見えましたが、これにも娘は関心を示しません。好き嫌いの多いやつです。この1本目のリフトは打見リフトといって、びわ湖バレイから少し標高を下げます。続いて2本目、ホーライリフト。

ホーライリフト

これは打見リフトで下げた以上に標高を稼ぎますので、びわ湖テラスを見下ろす高地に連れて行ってもらえます。だからなのか、びわ湖テラス周辺よりもたくさんトンボが飛び交っていました。さっきの続きだ、とばかりに娘がトンボに「止まって、止まって」とおねだりを始めます。同じ手に2匹、3匹ととまらせてその数を上げていく遊びに進化していました。

この指とまれ
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わたしも手を高く上げてみたところ、次々とトンボが止まります。

この指とまれ01
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この指とまれ02
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親子でトンボと戯れていると、いつの間にか16時を過ぎていました。

山の天気は変わりやすい

帰りのロープウェイは最終が17時ということでした。まさかまだ並んでいる人がいるのに「はい本日の運転はお終いでーす」とは言わないだろうとは思いましたが、そろそろ16時30分くらい。遅くなればなるほどロープウェイも混むでしょうから、そろそろ帰ろうか、という相談を始めた矢先、あたり一帯に点在するスピーカーから案内の音声が流れ始めました。一回目はよく聴き取れなかったのですが、ご丁寧に繰り返し読み上げてくれるので二回目では理解ができました。なんでも、滋賀県一帯に雷注意報が発令され、しかもその雷雲がここ、びわ湖バレイに近づいてきているということです。落雷の恐れがあると判断されたならロープウェイの運行はストップ、運転再開までは相当の時間が見込まれるということで、

「お帰りのご予定のお客様はお急ぎ下さい」

と締めくくられていました。宿泊施設のない山上でお帰りのご予定がないお客様はそうそういないでしょう。このアナウンスを耳にして客たちが慌ただしく帰り支度を始めます。我々もまだ遊び足りなさそうな娘を追い立てるようにしてホーライリフトに乗り込みます。

ホーライリフト(下り)

やはりリフトは下りの方が視界が開けていいですね。などと悠長なことを言っていられないほどの、ロープウェイ乗り場の長蛇の列。その長さは上がってくる時以上です。上がってくる時が30分待ちだったなら帰りは1時間待ちか、と、遠くの山にかかる黒い雲を眺めながらこれは大変だと思いましたが、列の長さは意外にも順調に短くなっていきます。

その理由は自分たちが乗り込んだ時に判明しました。雷が来ないうちに上の客をすべて下ろしてしまわなければならないからでしょうか。ロープウェイの室内のアナウンスで「本日は高速運転しております」と告げられました。最高速度の時速40kmオーバーとまではいかないまでも、時速35kmほどで動いているようでした。びわ湖バレイロープウェイは、途中、三本の支柱で支えられています。わざわざ高速運転をしていると告げたアナウンスの意味が理解できたのは、最初の支柱を通過した時でした。

ふわっ、と。下りエレベーターの初動と同じ感覚でした。要するに、浮遊感。要するに、落下の前兆。あまりロープウェイに乗っていて体感できるものではありません。エレベーターと同様、浮遊感はありましたが揺れはたいしたことがなかったのですが、意表を突かれてロープウェイの中で悲鳴が起こります。室内にまたアナウンスが流れます。意訳すると、どうぞ存分に悲鳴を上げてください、と。そう言われてしまえば心の準備ができるというもの。乗客は楽しむ体勢になりました。

2本目の支柱を通る時

「きゃーー(楽しそう)」

3本目の支柱を通る時

「きゃーーーーーーーーーーーーー!!!(だいぶ楽しそう)」

最後のアトラクションなのだとすれば粋なものです。撮影した動画がありますので、よろしければご覧ください。一本目の支柱を越えた後、室内アナウンスの後から撮影を始めたものです。

その後

父のリクエストで「浮御堂(海門山満月寺)」というところに寄り(スミマセン、よく知りません)、

浮御堂
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一同で夕食を取り、娘を寝かしつけてホテルの最上階のバー「スカイラウンジ トップオブオオツ」に行きました。

トップオブオオツより琵琶湖畔の夜景

クリックで拡大します最上階だけあって、大きな窓ガラスを通して琵琶湖畔を一望できます。が、普通に写真を撮ると店内の照明がどうしても映り込んでしまうので、これを防ごうと思えば多少の工夫が必要。レンズを極力ガラスに近づけるとか、手で覆いをしてやるとか。2杯だけ飲んで少し散歩をしました。

翌日も長距離の運転が予定されていましたので、ほどほどで切り上げて就寝しました。

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