auのガラケーはまだ調達できる

auのガラケー(新品)を探して欲しいというご要望に応えたお話です。アフターフォローも含む。

前提

いまだに根強い人気をもつガラパゴスケータイこと従来型携帯電話。折りたたみ式携帯電話とも。スマートフォンはいらない、あるいはスマートフォンにしたけど、結局ガラケーに戻した、など今でも一定の需要があります。スマートフォンに対する不満としては、

  • 月々の利用料金が高い(パケット定額制がなかなか切れません)
  • バッテリーのもちが悪い(常に通信してるようなものですので)
  • 操作性が悪い(物理ボタンの使い勝手の良さは理解できます)

などなど。しかしながら、docomoでは2015年のPanasonic P-01H、auでも同じく2015年の京セラ GRATINA2(KYY10)を最後の機種として、以降新しい機種の販売はありません。今回、義理の母親のケータイが壊れてしまったというので妻を通して相談にのることに。要望は、auのガラケー(新品)が欲しい、というもの。

スマホにはしたくないと。電話とメール、あと写メ撮るくらいしかしないんだから、ガラケーで十分だと。ごもっとなご意見です。ということで、すでに新品が出回っていないはずの商品を探すことになりました。

狙いはネットショップ

もうauショップには在庫がありません。ですので、捜索範囲はネットショップになります。中古品店を探してもいいのですが、足を使って未使用新品を探すよりもネットショップの方が効率的だろうと判断しました。東京に住んでいるのなら、イオシスとかじゃんぱらとかの店頭で大量入荷の掘り出し物にありつけるのかもしれないのですが、地方在住だとそうはいきません。

狙いは最後の機種、GRATINA2です。

探してみると、amazonで新品がでていました

2018年11月の時点で、およそ15000円。中古だと非常に安く手に入るのですが、依頼人は新品をご希望です。次にヤフオクを覗いてみたところ、10000円から、というところでした。3000円くらいからたくさん検索には引っかかってくるのですが、保護フィルムをひっかけているだけ。続いてメルカリ。新品・未使用品で絞り込んでみると、8800円で大量に売りにだしている人がいます。ご丁寧なことにロッククリア済みとなっており、購入すればSIMカードを挿しただけですぐに使える状態であるようです。

auの中古携帯電話は注意が必要

auのガラケーを中古で購入した場合、購入金額以外に費用が発生することがよくあります。

auには「ロッククリア」が広義では二種類あります。一つは、最近でもよく使われる意味合いの「SIMロック解除」。auから販売された端末は、そのままではdocomoなど他のキャリアのSIMカードを挿しても通話やネット接続はできません。端末が対応していないわけではなく、顧客の囲い込みのために、わざわざ他社のSIMカードでは通信ができないように制限してあるわけです。この制限を解除するのが、最近でも使われる用語である「SIMロック解除」です。

もう一つが、auのガラケーや古い世代の(3G回線を使っていた頃の)スマートフォンに施されていた「auICカードロック」というシステム。auのガラケーや3Gスマホでは、端末にSIMカードが挿されると、別のSIMカードを挿してもエラーがでてしまってそのままでは使えないというシステムになっていました。別のSIMカードを使いたければauショップに行って「auICカードロッククリア」という手続きを行わなくてはなりませんでした。現在のauのスマートフォンにはこの仕組みは使われていませんし、docomoやsoftbankの携帯電話にはそもそもこういった仕組みは組み込まれていません。

普通、携帯電話を買えばその場でSIMカードを挿されます。そうすると挿したSIMカードと端末が紐付けされて、他のSIMカードを使うためにはロッククリアをしなければならなくなります。なお、ロッククリアの手続き「だけ」をauショップで行うことはできない、はず、です。少なくとも、数年前にわたしが試みた時はダメでした。auICカードロッククリアには 2160円 を支払わなければなりませんので、釣り書きどおりの商品であるなら、これはお買い得であろうと考えました。なぜ未使用、ロッククリア済みの端末が売りに出されているのかよく分かりませんが。

妻を通して見つけた商品を伝えてみるとそれがいいという返事でした。

買ってみる

義理の母が使っていた携帯電話は古い機種で、GRATINA2とはSIMカードのサイズが違ったために、ロッククリア済みのGRATINA2を購入してもSIMカードの交換のためにauショップに行かなくてはなりません。ショップの店員が「端末が壊れている」旨の説明があれば交換をしてもらえるかをメルカリでの販売者に尋ねてみたところOKということだったので購入してみました。

次の日曜日に妻と義母が連れ立ってauショップに行きました。SIMカードを交換してもらって端末に挿したところ無事に使うことができたようです。義母は「(auショップの)予約をしておかなくていいのかな?」と心配していたようでしたが、30分も待たずにすべての手続きが完了。

いつまで使えるか

首尾良く未使用の本体が手に入ったのですが、問題はバッテリー。二年ほども使えばそれなりの劣化は避けられません。調べてみると、GRATINA2用のバッテリーは「KYY06UAA」というものでした。探してみると、新品がそれなりにまだ市場に出回っている模様。ただ、本体が製造終了していますので、バッテリーもいつなくなるか分かりません。品薄になって高騰してから買うのもばかばかしいので先に買っておくことにしました。

ただし、そうはいってもバッテリーなど消耗品。毎日充電が必要なスマートフォン(普通の使い方をしている人なら)と違ってガラケーなら数日おきの充電でいいのでしょうが、それでも末永くご利用いただける、というわけにはいかないでしょう。次に端末が壊れたらどうするか。デジものに強くない人に格安SIMをお勧めするのは気が引けますし。

docomoが2019年に料金を三割ほど引き下げるという報道がありましたが、auが追随するかどうかは微妙な雰囲気ですし、そもそも三割引き下げたところで、スマホの維持費と現在の義母のガラケーの維持費を比べれば圧倒的に高くつくようになってしまいます。さて、数年後の携帯事情はどのようになっていることやら。

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