SONY Eマウント パンケーキレンズを購入

SONY Eマウントのパンケーキレンズ SEL20F28 を購入しました。

パンケーキレンズとは?

口径と比べて奥行が短い、文字通りパンケーキのような薄いレンズのことです。ズームレンズのようにボディから大きく突き出しているということがないため持ち運びが簡単です。α6300の高倍率ズームレンズである SEL18135 は長大ですので、これ一本でだいたいどういう状況にも対応できるという画角の広さは便利は便利だったのですが、持ち運びに難があるというのが欠点でした。それと比べるとパンケーキレンズの場合はボディと比べてもほとんど出っ張りがありませんし、単焦点レンズで重さも非常に軽いため傾向性は抜群です。

単焦点レンズとは?

文字通り、ズームの機能がないレンズです。遠くの被写体を映そうと思った時、ズームレンズならズームを利かせてやれば被写体を手前に引き寄せて撮影することができますが、単焦点レンズの場合は自分が近くに寄って撮影するか、撮影した画像をトリミングしてやるかしないといけません。利便性ではどう考えたってズームレンズの方が上です。

では、なぜそんな不便な単焦点レンズが開発、販売されているかというと、これはコストダウンのためにズーム機能を省いたのだというわけでは決してありません。レンズを設計する際に画質を追及しようと思えば何かを犠牲にせざるをえないわけです。それが何かというと、おおまかに次の2つのうちのどちらか。

  • 価格の安さ。物量をとにかくつぎ込んで良いものを作ろうというコンセプト
  • 利便性。特定の状況で真価を発揮できる一点突破型のレンズにするというコンセプト

大きく分けて、どちらかになります。前者はもちろん高額です。俗に大三元レンズとか、小三元レンズなんていう商品群が世の中にありますが、これらはそうしたコンセプトの商品です。そうではなく、ある程度利便性を犠牲にしてでも得意な環境では強みを発揮できるレンズにしよう、というのが単焦点レンズです。

SEL20F28のイイところ

軽い、薄い。これに尽きます。なお、メーカー公称値ではSEL20F28の長さは20.4mmとなっていますが、これはフードなしの長さです。フードやキャップをつけると約40mmですので、実用上の長さは40mmと考えた方がいいでしょう。フードなしでも下の写真のとおり、α6300のグリップ部分よりやや出っ張るくらい、フードありならさらに厚みが増します。

画角はすでに持っていた SEL18135 がカバーしている範囲なので「ズームレンズでカバーできない広角域の単焦点が欲しかったんだ」という動機での購入ではないです。何かを撮るかどうか分からない、というときのお散歩カメラには DSC-RX100M3 を使うのですが、撮りたいものはあるんだけどデカイのは持っていきたくない、という時のための購入でした。本当は、室内ブツ撮り用に SEL50F18 を買おうかとも思っていたのですが。いわゆる撒き餌レンズ。

フードなし

SEL20F28にはΦ49(49mm)のフィルターが使用できます。風景画と相性がいいレンズなので、PLフィルターはマストアイテム。

フードあり

フードありでもフードなしでもフィルターはΦ49。ただ、フードにCPLフィルターにとつけてしまうと、もうパンケーキレンズとは呼べなくなってしまいます。取りつけているPLフィルターはKenkoのサーキュラーPL (W) 49mm。 

なお、α6300の手ブレ補正はレンズに依存です。つまり、SEL20F28 では手ブレ補正の恩恵を受けられません。その面でも、SEL50F18を考えていたのですが、「薄い軽い」に引かれてしまい購入。手ブレは気合で止めるべし。なお、SEL16F18 はカラーがシルバーしかないため除外。

カービィたち

クリックで拡大します


結構な逆光の割に、そこそこ色が出てる? ただし、最短撮影距離の0.2mギリギリまで寄って撮っています。ので、下敷きにしているゲームソフトのパッケージが歪んでいます。SEL20F28のレンズ構成は6群6枚、うち3枚に非球面レンズを採用していて、中心部から周辺部までの歪曲を低減してくれているということではありますが、それも限度があるでしょう。広角レンズで寄って撮ると、普通歪みがでます。

キングセイコー

クリックで拡大します/α6300 + SEL20F28(1/60秒 F5.6 露出補正+1.3 ISO2500 焦点距離20mm)


手近にあった腕時計を撮影してみました。カービィたちの例のように、小さな据えモノを広角レンズで至近距離撮影すると著しく歪むので少し距離を取って撮影してやる必要があり、そうすると撮った後でだいぶトリミングしてやる必要があります。しかも手ぶれ補正なしなので、1/60秒は気合いをいれて手ブレを抑える必要があります。嘘です。何枚か撮ってブレなかったやつを採用です。

それにしても、α6300のMFアシストは優秀です。静物ならAFの出る幕はありません。なお、価格.comのスペック表ではAF専用のように記載がされていますが、マニュアルフォーカスもちゃんとできます。というか、結構優秀です。像面位相差AFなんか飾りやったんや。もちろん、動きのある被写体の時はお世話になりますが。

像面位相差AF
α6300 + SEL18135(135mmF5.6、1/1000、ISO400)

※像面位相差AF:ざっくりいうと、動いているものに強くてオートフォーカスがはやい。

今度、天気のいい日に持ち出して活躍してもらおうと思っています。

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