種まで食べられる若桃の甘露煮

ちょっと見には梅のように見えますが桃です。梅も桃も、どちらもバラ科なので遠い親戚くらいではあるのでしょうか?

今回、若桃の甘露煮というものをいただいたので食べてみました。福島県は桃の名産地であるそうで、その福島土産ということです。お皿に開けてみて香りを嗅いでみて一口食べてみて、パッケージを開ける前に写真を撮らなかったのを後悔しました。名物にうまいものなし、とは言いますが、これはどうやら例外であるようです。

桃は育てる過程で、よりよい果実を育てるために間引きを行うようです。選ばれなかったつぼみを取ってしまい、選ばれなかった花を取ってしまい、選ばれなかった果実を取ってしまい、と繰り返して、一番いいつぼみ、一番いい花、一番いい果実に栄養がより集まるようにするそうです。ですから、今回わたしが食べた若桃は、言ってしまえば間引きされてしまった果実…そう考えるとなんだか切なくなりますが、こうして食品として復活してくれたというのは喜ばしいことですね。しかも、こんなに美味しく。

拡大

ご覧の通り、見た目はツヤツヤです。見た目は梅のようですが、よくよく見ると縦に割れていまして、このあたりが桃っぽく見えます。不思議なことに、熟する前なのにちゃんと桃の香りがします。かなり芳しい香りです。自分が可愛いのを知っていてそれっぽく振る舞う女、というのに通じる香りです。言うなれば、あざといい香り。

中身

噛んでみるとちょうど割れ目の部分できれいに割れます。味もやや青っぽい雰囲気が多少ありますが、シロップ漬けにしてあるせいかほとんど目立たず、爽やかな桃の味にアルコール分を抜いた梅酒の梅の味を足した感じです。今回、わたしはシロップはすべて捨ててしまって食べました。そのせいもあってか缶詰の桃のようなくどい甘さはまったくなく、清涼感のある甘さを楽しむことができました。

食感は少しシャリっとした繊維質の感触がある桃の食感。

総じて桃。当たり前ですが。種が固まる前に処置をしているそうなので、ほとんどの個体で種まで食べられます(種を包む薄皮部分の風味がまたいい!)が、たまに固くなってしまった種もあって、それは吐き出してしまった方がいいかもしれません。噛んでしまえば食べられるでしょうが。

総合評価
香り:☆☆☆☆☆
味 :☆☆☆☆
食感:☆☆☆☆
価格:☆☆
総合評価:☆☆☆☆

香りの5点に対して味が4点なのは、美味しくなかったということではありません。香りの素晴らしさと味の素晴らしさには差があるのでそれを表現しただけのことで、味も十分満足できる水準です。

ネット通販での価格を調べてみて(いやらしい)少しびっくり。桃ですからある程度高いのは織り込み済みでしたが、7、8個入りの1パックが600円超してしまいます。とてもおやつに気軽に買える金額ではありません。そもそも、その辺に売っているものでもないのですが。しかし、福島に行った際にちょっと気の利いたお土産として買うものとしてはなかなかレベルが高いのではないかと感じました。自分で食べるために買うことはそうそうなくても、人に買ってあげると「へーっ!」と思ってもらえる。そういう商品かと思いました。

調べてみると一応ネット通販でも買えなくはないようなので、関心がある or 人に贈る前に自分で試してみる主義だという方はどうぞ。あぶくま食品というところが販売している商品です。

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